歯のお話|武蔵砂川・玉川上水で歯科をお探しの方はふじの歯科医院まで

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▲=土曜午後14:30ー17:30
休診日:木曜、日曜、祝日

〒190-0031
立川市砂川町4-37-20
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歯の大切さ

「むし歯になったら、削って詰めものをすればいい」
「歳をとったら歯が抜けるので、入れ歯にするものだ」
このように考えてはいませんか…?
あなたの歯(永久歯)は、一生に一度しか生えてこない、かけがえのないものです。
お口の健康を守ることが、体の健康とも密接につながっていることをご存知でしょうか。
ふじの歯科医院では、健康を守るためにも、まず歯を大事にしてほしいと考えています。

歯の役割

武蔵砂川・玉川上水・ふじの歯科医院

歯は、私たちの健康と深く関わっています。歯や歯肉が健康でよく噛むことができれば、胃や腸の消化の負担も軽減でき、栄養をより吸収しやすくなります。
また歯が揃っていると発音がしやすくなるので、会話もはっきりとスムーズにできます。このほかにも、食べ物の歯ざわりや歯ごたえを楽しんだり、顔の形を整えてイキイキとした豊かな表情を作るなど、歯は生活の質を高める上で欠かせないものなのです。

歯の主な役割

  • 食べ物を細かく噛み砕く
  • 発音を助ける
  • 歯ごたえを楽しむ、味わう
  • 顔の形を整える、表情を作る

歯の構造

武蔵砂川・玉川上水・ふじの歯科医院

歯は表面から「エナメル質」「象牙質」「歯髄」という3層構造をしています。エナメル質は体の中では一番硬く、水晶に近い硬度です。「歯髄」は歯の中心部で、神経や血管が通った部分です。
歯肉に埋まっている歯根のまわりは「セメント質」で覆われ、歯根と歯を支える歯槽骨(しそうこつ)の間には、歯根膜(しこんまく)という薄い膜が存在します。
物を噛む際には、この歯根膜が歯にかかる力をクッションのように吸収・緩和して、約30ミクロンほど沈みこむことでバランスを取っています。また歯根膜は、噛んだ感触の情報を脳に伝える役割もあります。

各年代別の歯のお話

子供の歯のお話

  1. 1.乳歯から永久歯への生え変わり
    • 武蔵砂川・玉川上水・ふじの歯科医院 0~3歳まで
    • 武蔵砂川・玉川上水・ふじの歯科医院 4~5歳まで
    • 武蔵砂川・玉川上水・ふじの歯科医院 6~7歳まで
    • 武蔵砂川・玉川上水・ふじの歯科医院 8~11歳まで
    • 武蔵砂川・玉川上水・ふじの歯科医院 12~15歳まで
    • 武蔵砂川・玉川上水・ふじの歯科医院 15歳以上
    武蔵砂川・玉川上水・ふじの歯科医院
    ● 0~3歳まで
    乳歯は前歯から生え始めます。そして上の前歯と下の前歯が4本生えそろった頃になると、赤ちゃんはつかまり立ちを始めるようになります。なぜなら、歯が生えて「咬み合わせ」が生まれることで初めて、「立ちあがって踏ん張る」という力がつき始めるからです。
    武蔵砂川・玉川上水・ふじの歯科医院 6歳前後の歯の萌出および乳歯(前歯)の自然脱落
    ● 6~12歳頃
    6歳頃から12歳頃にかけて体の成長とともに顎も成長し、乳歯が永久歯へと生え変わっていきます。乳歯の根が少しずつ溶かされて(歯根吸収)、乳歯が抜け落ちて永久歯に生え変わり、12~13歳前後では奥歯(6番の永久歯)も生えてきます。この時期は歯列の幅が拡大し、隙間ができますが(発育空隙)、永久歯に完全に生え変わると自然に消失することがほとんどです。
    ● 13~14歳前後
    永久歯の7番が生えてくることで、咬み合わせが少し高くなります(咬合高径)。しかし、まだこの時点では上下の歯列の咬み合わせは完成していません。ふっくらしていた頬が少しこけてスッキリ見えることで、だんだんと大人の顔に近づいていきます。
    ● 20歳まで
    顎の成長が完了し、28本(+親知らず)の歯もすべて生えそろいます。大人の顔になるとともに、20年もの長い年月をかけて、骨格や筋肉、神経などと連携しながら、各人固有の咬み合わせが完成します。
  2. 武蔵砂川・玉川上水・ふじの歯科医院
    2.よく噛む子と噛まない子の違い

    顎はきちんと噛むことで発達するので、よく噛んで食べることはとても大切です。成長に伴い顎が発達すると、歯と歯の間に隙間ができ、永久歯が生えるスペースとなります。
    ところがよく噛まないままだと、顎の成長を促すことができません。結果、歯と歯の間にスペースが足りないため永久歯がきれいに生えてこず、歯並びが悪くなる原因となるのです。
    お子さまの歯並びでお悩みの方は、歯列矯正とともに「よく噛む」という生活習慣の部分も見直していきましょう。

  3. 武蔵砂川・玉川上水・ふじの歯科医院
    3.子供の咬み合わせ

    成人の咬み合わせと子供の咬み合わせは異なります。特に永久前歯が出てくる時期には、咬み合わせが乱れているように見えます。図は混合歯列期の子供の歯根を覆っている骨を取り除いて、あごの中まで見えるようにしたものです。たとえば上顎の永久犬歯は、まだ上顎の骨の中に埋まっており、側切歯や乳犬歯を押しのけて生えてくる様子がうかがえます。このように一見咬み合わせが悪く見えても、正常な発達段階にある場合もありますが、お子さまの咬み合わせが心配な場合は当院までご相談ください。

  4. 武蔵砂川・玉川上水・ふじの歯科医院
    4.子供の歯の治療

    乳幼児期からの口腔ケアは大切ですが、乳歯が生え揃い、永久歯に徐々に生え変わる時期も大切です。この時期の咀嚼や嚥下、発音や呼吸、姿勢や食生活が、歯並びやむし歯へのなりやすさなど、お口の環境に大きく関わってくるようになります。
    そのため成長過程においては、とにかくよく噛んで、歯をしっかり使うことが重要です。そうすることで顎の成長が促されて美しい歯並びにつながり、唾液がしっかり出ることでむし歯の予防にもつながります。もしむし歯になってしまった場合も、ただ治療をするのではなく、むし歯の原因を探り、ダラダラ食べをしていないかなど生活習慣をきちんと見直すことが大切です。またこの時期には、顎の成長を利用して咬み合わせの治療を行うこともあります。
    正しい知識に基づいて、健康なお口に育てる基礎を整えていきましょう。

大人の歯のお話

  1. 1. 歯にはそれぞれ役割がある

    自分の歯が何本あるか、知っていますか?
    成人の歯は通常28本あり、「切歯」「犬歯」「臼歯」の3種類に分けられます。「親知らず」と呼ばれる4本を加えると32本ですが、最近では生えない人も少なくありません。
    これらの歯は、たった1本失っただけでも、正常な働きができなくなります。歯は1本1本が自立しているのではなく、お互いを支えあって口腔内のバランスを保っているため、1本なくなるだけでも連鎖的にバランスが崩れてしまうのです。
    たとえば奥歯が1本なくなっただけで、ものを噛み砕く力が約40%も低下するといわれているため、胃や腸に負担がかかって栄養の吸収が悪くなる悪循環が生まれます。
    健康な歯は、健康な体を支える基本です。大切な歯を守るために、ぜひ今日から正しいケアを始めていきましょう。

  2. 2. 噛むことの意義(歯を使うことでお口の健康を保つ)
    武蔵砂川・玉川上水・ふじの歯科医院

    噛むことは食べることと関連しており、私たちにとって必要不可欠です。よく噛むことで唾液がよく分泌されるようになりますが、この唾液には消化を助け、お口の中の汚れを洗い流すという重要な働きがあります。
    また噛むという機械的な刺激が、頭や顎の骨、顔の筋肉の発育を促して、表情豊かな顔をつくります。硬いものを噛み砕くと爽快感が得られ、大脳の働きも活性化します。よく噛むことで顎の発達が促され、歯がだんだんすり減ることで、バランスのとれた咬み合わせの土台が作られていくのです。

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  3. 3. 大人の歯の管理について
    生活習慣とむし歯、歯周病
    「むし歯」と「歯周病」の共通の原因として、間食や喫煙、自己流の歯磨きなどの生活習慣が大きく影響しています。初期であれば、生活習慣さえ改めれば「むし歯」と「歯周病」はかなり予防・改善できるのです。ただし、患者さまご自身の生活習慣を改める「自助努力」が必要不可欠となります。
    治療をなるべく少ない回数に抑える
    「むし歯になったら、そのたび治療すればいい」というのは間違いです。むし歯は治療後の詰め物や被せ物の隙間から再発することが多いです。そうして治療を重ねれば重ねるほど歯はもろくなっていき、最終的には歯を失うことにもつながります。抜けた歯の代わりに義歯を入れても、自分の歯のようにはしっかり噛めません。削った歯は二度と元に戻らないからこそ、できるだけ削らず残しておくことが重要なのです。削る治療をなるべく少なく抑えるためには、定期検診で早期発見・早期治療を行うことが重要です。
    抜けた歯をそのままにしておかない
    万が一歯を失うことになった場合、抜けてしまった部分は放置せず、入れ歯などで補う必があります。
    抜けた歯を放置しておくと、その隣の歯が倒れてきて口腔内のバランスがどんどん崩れ、他の歯も失うことになりかねません。すると咬み合わせのバランスも崩れ、全身への影響も懸念されます。また、片方の歯だけで噛むようになり、顔貌にも左右差や歪みなどの変化が現れます。たった1本歯を失うだけで、口腔内以外にも大きく影響が出てくるのです。

    痛みや症状がなくても、歯科医院で定期的に検査とクリーニングを受けましょう。

シニアの歯のお話

  1. 武蔵砂川・玉川上水・ふじの歯科医院
    1. 1本でも多く歯を残しましょう

    生涯、自分の歯でしっかり噛んでおいしく食べるためには、歯を1本でも多く健康に保つことが重要不可欠です。しかし40歳を過ぎたあたりから、歯周病やむし歯などによって歯は次第に失われていきます。厚生労働省の調査によると、多くの人は70歳を超えると歯は20本以下になってしまいます。平均寿命は長くなりましたが、歯の寿命は追い付いていないのが実情です。

    「噛む力」と健康寿命の関係

    「健康寿命」とは、寝たきりや痴呆などによる介護を必要とせず、健康で明るく元気に、自立して生活できる寿命のことをさします。
    さて、大学の医療機関が1999年より6700人を対象に、「噛む力」と健康寿命の関係について継続的な追跡調査を行いました。

    全国高齢者における健康状態別余命の推計 とくに咀嚼能力の関連について
    健康余命は咀嚼能力に連動する)

    その結果、65歳を例にとると、歯に不具合がある人と歯に問題がなく快適に食事がとれる人とを比較すると、後者のほうが約3年も健康寿命が長いという事実が示されました。
     歯の不具合を治して咬み合わせを調整することで、しっかり噛めて食事が快適にとれるようになったり、全身の歪みやバランスが整って肩こりの解消につながることもあります。
    すると衰えていた体力も徐々に回復して、活動的に動くことのできる元気な心身が取り戻せるのです。
    そのため「しっかり噛める歯にすること」は、70代や80代の方であっても決して遅くありません。人生を大きく変えるチャンスともいえるのです。
    当院では、患者さまお一人お一人の「噛む力」の回復による健康長寿に貢献するため、治療後もメンテナンスのみで快適な歯を末永く使い続けられるような治療をめざしております。

    ● 入れ歯によって噛む力を回復させましょう

    当院では、入れ歯を作る前に、まずリハビリ用の仮の入れ歯をお作りしています。仮の入れ歯で咬み合わせや顎関節、顔の筋肉のバランスを徐々に整えて、お口についた悪い癖を改善してから、ようやく本物の入れ歯の製作をスタートさせます。
    そうしてできあがった入れ歯を装着すると、お口にぴったりフィットするだけでなく、お口の筋肉が刺激されて発達し、噛む力がより強くなってお口の機能が回復していきます。

    入れ歯治療へ >

  2. 2. シニアのむし歯

    健康な歯は硬いエナメル質によって覆われていますが、シニア世代になるとエナメル質がすり減ったり、歯肉がやせてきて歯の根元部分が露出したりします。また、唾液の分泌が少なくなって口腔内の洗浄力も落ちてくるため、シニア世代はどうしてもむし歯になりやすいのです。
    しかし日頃から歯磨きなどの口腔ケアさえきちんと行っていれば、歯の寿命は延ばすことができます。歯は1本でもなくなると、隣り合った歯が倒れてきたり、咬み合わせに支障が出てきますので、むし歯は早めに治療することが大切です。

    むし歯になりやすい場所
    • 歯根面のむし歯/歯の根元が露出するのが原因です。
    • 義歯のバネがかかっている歯/汚れが付きやすいので、食後には清掃が必要です。
    • 歯と歯の間/シニア世代は唾液の分泌量が減少しているので、より丁寧な清掃が必要です。
  3. 武蔵砂川・玉川上水・ふじの歯科医院
    3. 誤嚥性肺炎に注意

    シニア世代における気道感染の主な疾患として、誤嚥性肺炎があげられます。誤嚥性肺炎とは、口腔内の唾液や細菌が誤って気管に入り込むことで起こる肺炎で、年間1万人以上の方が亡くなっている恐ろしい病気です。
    噛む力が衰えて唾液の量が少なくなったり、飲み込む力が衰えたシニアの方、寝たきりの方や介護を受けられている方には特に注意が必要です。
    当院では通院が難しい方のために訪問診療を行っております。

    誤嚥性肺炎のメカニズム

    シニアの方や寝たきりの方は体力や免疫力が落ちているため、誤嚥性肺炎を起こす可能性があります。誤嚥によって食べ物や唾液が肺に侵入すると、歯周病菌が繁殖して炎症を起こしてしまうため、早期の治療が大切です。
    誤嚥は特に睡眠中に起こりやすく、誤嚥を起こしてもむせなかったり、呼吸が苦しいなどの自覚症状がない場合もあります。知らず知らずに誤嚥を繰り返しているうちに、誤嚥性肺炎につながることがあります(不顕性誤嚥)。また、嘔吐で胃の内容物が気管に入った時も、誤嚥性肺炎が起こる場合があります。そのため食前・食後の口腔ケアと、食事中に誤嚥しないように気を付けることが重要です。特に要介護の方は、口腔内の衛生状態を常に良好に保つことで、不顕性誤嚥による肺炎を予防することができます。

    ふじの歯科医院では
    訪問診療を行っています
    武蔵砂川・玉川上水・ふじの歯科医院

    「介護予防」という観点からも、誤嚥性肺炎によってQOL(生活の質)を著しく低下させないために、シニア世代の口腔ケアが注目されています。
    当院では寝たきりなどで通院が難しい患者さまへ、誤嚥性肺炎の予防を目的に、ご自宅への訪問診療を行っています。口腔内を清潔に保ち、乾燥を予防して細菌の繁殖を抑え、入れ歯の調整などを行って、摂食機能の維持に努めることで誤嚥性肺炎を防ぎます。
    また、ご自身の歯をできるだけ長く使えるよう、入れ歯は使い心地が良くなるように調整するなど、お体に負担のかからないケアを心がけております。通院が難しい方は、まずはお電話でお気軽にご相談ください。

    訪問歯科診療で行っていること
    • 嚥下(飲み込み)のお悩みに対して、検査・運動・リハビリ指導を行います。
    • 歯石取りなどのクリーニング、ブラッシング方法などの指導を行い、お口を清潔に保ちます。
    • 入れ歯の新規作製、調整、修理を行い、摂食機能の維持に努めます。
    • 歯を削る、歯石を取る、抜歯など、むし歯や歯周病の治療を行います。